未知?との遭遇
先日、神田川沿いを散歩していたところ、民家の塀の上に動物の尻尾が見えました。
猫にしては先端が細いと思い近寄ってみたところ、なんとハクビシンでした。
こちらの気配や物音を感じたのか、振り返ったままじっとこちらを見つめていました。とりあえず撮影しようかとスマホを構えたところ、逃げ去ってしまいました。
残念。
山の中で鹿や狐と遭遇したことはあるのですが、ハクビシンは初めてだったこと、しかも都内の住宅地ということもあり、かなり驚きました。
本当にハクビシンだったのか気になって後から調べてみたところ、どうやら間違いはない様子。
都内に1000頭以上が生息しているらしく、さほど珍しくはないようです。
ところで、調べている過程で気になったのが、「被害」、「駆除」というあまり穏当でない言葉がよく目に付くということ。
どうやら野菜や果物などに対する農業被害や、屋根裏・床下等での騒音や糞尿被害が発生していて、それが理由のようです。
東京都環境局のHPには、「東京都アライグマ・ハクビシン防除実施計画」なる項目がありました。
こちらによりますと、
「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律」に基づき特定外来生物に指定されているアライグマをはじめ、既に移入が確認されている外来種・移入種のうち、生態系に与える影響が大きい種について、都、区市町村、NPO等が連携して駆除を含む対策に取り組めるよう、生息状況や駆除の必要性などの情報を共有できる仕組みを検討することとした。
とあり、生態系を脅かす外来種として認識されているようです。
初めてのハクビシン遭遇に感動したものの、こういったことを知ると喜んでもいられず、複雑な気分になりました。
なお、環境局以外にも民間の調査団体・保護団体などもあり、情報を募集しているようです。
気になることがあったら、いずれかに連絡してみてはいかがでしょうか。
ちなみに個人が勝手に捕獲したりするのは鳥獣保護管理法違反になるとのことです。
注意してくださいね。