街角のちょっと気になる張り紙

半年ほど前の話になりますが、この頃は都内に引っ越したばかりで、まずは地理を把握しようと周囲を歩き回っていました。

僕は方向感覚があまり良いほうではないので、周りの風景や幹線道路なんかをしっかり覚えないとすぐに迷ってしまいます。

そんなわけで周囲に気を配りながら歩いていると、ちょっと気になる張り紙が。

あるお蕎麦屋さんの入り口に、「外人OK!」と毛筆で大きく書いて貼ってありました。

 

そういえば近年、海外からの観光客が右肩上がりに増えてきていますね。

増加直前の2012年の訪日観光客は約860万人でしたが、昨年には3000万人を超えています。

来年は東京オリンピックもありますし、ものすごい数になるのでしょうね。

しかし、お店によっては日本語しか通じないところも少なくはなく、特に古かったり小規模なお店に入る際に、躊躇する外国人の方も少なくないようです。

多分、その辺を考慮して張り紙をしたのだと思いましたが、果たして意図通り機能しているのか疑問でした。

結局、解読できる外国人が対象なのかな?と自分を納得させ、その場を後にしました。

 

後日、件のお蕎麦屋さんの前を通りがかった時に、そのことを思い出しました。

一見張り紙はそのままかと思いましたが、よく見ると「外人OK!」の周囲に英語で「welcome!」など、色々と書き加えられているのを発見しました。

 

ああ、機能してなかったんだ・・・

 

とりあえず腑に落ちたように感じつつ、再び足を動かし始めました。

数歩進んだところで、今度はお隣の飲食店の張り紙が目に付きました。

 

「クレジットカード、まだ使えません。」

 

「まだ」が意味するところがすごく気になります。